盛り上がる「歯科」と「睡眠」
「歯科」と「睡眠」に関しては以前のブログでもご紹介いたしましたが、今回は平成30年7月12、13日に日本睡眠学会学術集会が札幌で開催され、参加してきました。
日本睡眠学会は会員数が約3,800人、医師、歯科医師、検査技師、さまざまな職種の方々が関わる、学際的な学会です。(歯科医師はおそらく1~2割程度です)
歯科では、睡眠時無呼吸症に対するマウスピース治療がメインになりますが、それ以外の内容が盛りだくさんで、どこの会場も多くの人で賑わっていました。10年以上前から毎年参加していますが、年々盛り上がってきているように思います。
(写真1 会場外)
翌14日には日本睡眠歯科学会主催の「エキスパートセミナー」にも参加してきました。今年は、睡眠時無呼吸症と歯ぎしりとの関連についての話題など、歯科と睡眠に関しての最近のトピックスを中心に開催されました。すこし、会の進行のお手伝いもしましたが、約100名の参加者と、歯科の中でも睡眠が盛り上がってきているのを実感できました。
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(図1 エキスパートセミナーの詳細)
(写真2 司会 右前方 私です)
3日間のハードなスケジュールでしたが、時間を見つけて札幌市内の学会場から車で、札幌市内の羊ヶ丘展望台に行ってきました。
(写真3 クラーク像)
ここには有名なクラーク像があります。「Boys, be ambitious.」という言葉は、一般的に「少年よ大志を抱け」と訳されており、有名な名言の1つですね。この言葉は、札幌農学校(現 北海道大学)に勤めていた北海道開拓の父であるアメリカ人のクラーク博士が、学校を去るにあたって、教え子の若者たちに贈った言葉として広く知られています。私の高校時代の英語の先生が、「少年よ大志を抱け」は誤訳で「まあ、頑張れ」という意味なのだと話してくれたような記憶があります。様々な諸説はあるようですが、「少年よ大志を抱け」より、肩の力を抜いて楽な感じがして、これはこれでいいのかと思いますね。像の後ろに見える白い建物は札幌ドームです。
どっぷり睡眠に関わった充実の3日間となりました。明日からの診療で、皆さんにも新しい話題を提供していきたいと思います。後藤基宏でした。